介護士の仕事に必要なキャリアパス

介護士のキャリアパスの基本は、介護福祉士を目指すことです。介護福祉士は国家資格ということもあり、社会的地位が高く就職や転職をする時にも役立ちます。介護福祉士を目指すスタート地点となるのが、介護職員初任者研修です。資格も経験もない人は、まず介護職員初任者研修の資格を取得することから始めます。130時間のカリキュラムを受講する必要がありますが、1週間に3日程度受講できる人であれば最短1ヶ月程度で取得可能です。介護職員初任者研修が終わり、もっと仕事の幅を広げたい人は実務者研修を受けましょう。450時間のカリキュラムを受講しなければなりませんが、介護福祉士になるためにも必要な資格です。

以前はホームヘルパー1級と介護職員基礎研修というものがありましたが、2013年に介護福祉士実務者研修というものに一本化されました。介護福祉士実務者研修の資格を持っていると、サービス提供責任者として働くこともできるので仕事の幅も広がります。介護職員初任者研修や実務者研修の資格を取得した後に介護福祉士を目指すというのが、介護士の基本的なキャリアパスです。無資格無経験の人は最短3年程度、介護士の仕事をしながら目指す場合は最短90日程度で介護福祉士の資格を取得できます。学校に通って資格を目指す、働きながら経験を積み資格取得を目指すなど様々な方法があり、それぞれ資格取得までの期間も変わってきます。介護福祉士の資格を取得した後も、さらに上位の資格となる認定介護福祉士を目指すキャリアパスもあります。